地球讃歌MOTTAINAI
主催・主演 TAEKO GLORY's Message
私たち地球市民は、新型コロナウィルスによる世界規模のパンデミックを経験し、全ての人々が同時期に地球の問題に向き合う機会を与えられました。
「私たちが進む未来は決して楽観視できない!?」そんな不安を抱える日々の中で最も重要なのは、私たち一人一 人が地球の未来のために出来ることを考え、それを持続可能な挑戦にしてゆく『SDGsの自分ごと化』であると感じました。
2021年、私たちは環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、『ワンガリ・マータイ』女史の半生を描いた和合音楽劇『地球讃歌 MOTTAINAI』を生み出し、芸術による持続可能な挑戦に動き出しました。
マータイ女史 (1940〜2011) は、祖国ケニアの貧困と自然環境の崩壊に心を痛め、植樹活動を思い立ち、グリーンベルト運動を推進。その結果、荒れ地に木が生え〜美しい川が流れ〜小さな生き物たちも戻ってきました。
運動の原動力となったのは、幼い頃に出会った民話「ハチドリのひとしずく」にあるとマータイ女史は語っています。
『大きな山火事が起こったとき、ハチドリは小さなくちばしに水を入れ火を消そうとし ます。他の動物たちは「そんなわずかな水ではどうしようもない!どうせ何もできない!」と言いました。でもハチドリは「私は、私にできることをするのです」と水を運び続けたのです――。たとえ小さなひとしずくでも、私たちの“私にできること”が集まれば大きな力になります。』とマータイ女史は信念を貫いたのです。
また、2011年に来日した折には「モッタイナイ」という言葉と出会い、地球資源に対する尊敬の念が込められた素晴らしい言葉であると、世界共通語として広く発信されました。地球の豊かさを護ろうとする一人のアフリカ人女性の慈恵は、和の精神との出逢いで世界を前向きに動かすエネルギーへと拡大させたのです。
このマータイさんの生き様に触れ、私たちもまた、地球の未来のための挑戦を始める事にしました!
それは、多くの子供たちに「地球讃歌 MOTTAINAI」を届け、ハチドリのように勇敢な精神を目覚めさせて欲しいとの願いを込めての挑戦です。
燃えていた森はこの世の中を覆っている闇の事かもしれません。
戦争、貧困、差別、環境破壊...
それらの課題に対して「自分に解決する力なんて無い」と目をつぶってしまうことは、とても大きな問題です。
私たちには「出来ること」が必ずある!そんな思いを共有できる舞台にしていきたいと私たちは心から願っています。